AI投資は儲からない?5つの理由と失敗しないためのポイントを徹底解説

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「AI投資を始めてみたけど、思ったほど儲からない」「ロボアドバイザーは手数料負けするって本当?」このような声をSNSや口コミで目にして、AI投資を始めるべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

AI投資には得意なことと苦手なことがあり、その特性を理解して活用すれば、資産形成の強力なパートナーになり得ます。

本記事では、AI投資が儲からないといわれる5つの理由を徹底解説した上で、AI投資の仕組みや向いている人・向いていない人の特徴を解説します。

AI投資との正しい付き合い方が分かり、自分に合った資産運用の方法を見つけやすくなるはずです。

この記事では、以下の内容を解説します
  • AI投資が儲からないといわれる5つの理由
  • AI投資の種類
  • AI投資で失敗しないためのポイント
目次

そもそもAI投資とは何か

パソコンと数式

AI投資とは、人工知能を活用して投資判断や運用を行う手法のことです。AIは膨大な情報を高速で処理し、人間では気づきにくいパターンや相関関係を発見できます。

具体的には、過去の株価データや経済指標、ニュースなどをAIが学習し、値動きの予測や最適なポートフォリオの構築を支援します。
ロボアドバイザーと呼ばれる自動運用サービスもAI投資の一種で、個人でも手軽に利用できるようになっています。

メリットは感情に左右されない冷静な判断や24時間のリアルタイム分析ですが、過去のデータに基づくため、予期せぬ市場変動には弱い面もあります。

AIはあくまで投資判断を補助するツールであり、最終的な判断は投資家自身が行うことが大切です。

AI投資が儲からないといわれる5つの理由

2体のロボット

AI投資やロボアドバイザーを利用しても「思ったほど儲からない」という声が多く聞かれます。これは、AI投資の仕組みや特性を正しく理解せずに始めてしまい、期待と現実のギャップに直面するケースが多いためです。

具体的な5つの理由について、詳しく見ていきましょう。

【AI投資が儲からないといわれる5つの理由】

  • 手数料が割高になりやすい
  • 短期で大きな利益は出にくい
  • 損失を回避できるわけではない
  • 急変相場に弱い傾向がある
  • 投資スキルが身につきにくい

手数料が割高になりやすい

AI投資サービスの多くは、年率1%前後の手数料が発生します。この手数料は、自分で投資信託を購入する場合と比べると割高になりやすい点が課題です。

例えば、インデックスファンドを自分で購入すれば、信託報酬が年率0.1~0.3%程度で済むケースも少なくありません。
一方でロボアドバイザーを利用すると、サービス利用料として年率1%程度に加えて、投資先ファンドの信託報酬も別途かかります。

長期投資では、手数料の差が最終的な運用成果に大きく影響します。仮に30年間で年率5%のリターンが期待できる場合、手数料が1%違うだけで最終的な資産額に数百万円の差が生じる可能性があるのです。

ただし、AI投資サービスは自動リバランスや税金の最適化など、手数料に見合う付加価値を提供しています。手数料だけで判断せず、提供される機能やサービス全体で評価することが重要です。

短期で大きな利益は出にくい

AI投資は基本的に長期・分散投資を前提とした設計になっています。そのため、短期間で大きな利益を狙う投資スタイルには向いていません。

多くのロボアドバイザーは、複数の資産クラスに分散投資を行います。

株式だけでなく債券や不動産投資信託(REIT)なども組み入れるため、リスクを抑えられる一方で、短期的なリターンも穏やかになる傾向があります。

短期間で大きな利益を期待している方には、物足りなく感じられるかもしれません。

AI投資は「着実に資産を増やす」ための仕組みです。一攫千金を狙うのではなく、時間を味方につけて堅実に資産形成したい方に適しています。

損失を回避できるわけではない

AI投資を利用していても、市場が下落すれば損失は発生します。「AIが運用しているから損をしない」という誤解は、儲からないと感じる大きな原因の一つです。

ロボアドバイザーは過去のデータやアルゴリズムに基づいて最適なポートフォリオを構築します。しかし、未来の市場動向を完璧に予測できるわけではありません。

リーマンショックやコロナショックのような大きな市場変動時には、AI投資といえども、資産が大きく目減りする可能性があります。

AIは、損失を完全に避けられる万能な仕組みではありません。あくまでも人間がリスクをコントロールしながら、長期的なリターンを目指す意識を持つことが重要です。

急変相場に弱い傾向がある

AI投資のアルゴリズムは、過去のデータや統計的なパターンに基づいて運用されています。そのため、前例のない急激な市場変動には対応が遅れる傾向があります。

例えば、2020年3月のコロナショック時には、株式市場が急落する中で多くのロボアドバイザーも損失を被りました。AIは、過去のパターンにない動きには柔軟に対応しきれません。

また、ブラックスワン(めったに起きないが、発生すると大きな影響を及ぼす出来事)と呼ばれる想定外の事態では、過去のデータに依存するAIの判断が後手に回る可能性が高まります。

どのような相場でも、必ず利益を出せるわけではありません。

ただし、急変相場での一時的な損失は、長期投資の視点では回復可能なケースも多いです。慌てて売却せず、冷静に市場の回復を待つ姿勢が求められます。

投資スキルが身につきにくい

AI投資は運用をすべて任せられる便利さがある反面、自分自身の投資スキルが向上しにくいというデメリットがあります。運用を任せきりにしやすく、投資家自身が知識を身につける機会が少なくなりやすいためです。

自分で銘柄を選び、売買のタイミングを判断する経験を積めば、市場の動きを読む力や経済ニュースを分析する力が自然と身につきます。

しかし、AI投資では運用がブラックボックス化しやすく、「なぜこの銘柄が選ばれたのか」「なぜ今売却したのか」といった判断の根拠を学ぶ機会が限られます。

投資の知識やスキルを身につけたい方にとっては、AI投資だけに頼ると成長の機会を逃してしまうでしょう。

一方で、忙しくて投資の勉強に時間を割けない方や感情的な判断を避けたい方にとっては、AI投資の自動化メリットが大きいでしょう。

自分の目的に応じて、AI投資と自己運用をバランスよく組み合わせる方法も検討してみてください。

AI投資の仕組みと種類を解説

チャート図

AI投資を始める前に、その仕組みと種類を正しく理解しておくことが重要です。基本的な仕組みは、過去の市場データや経済指標をAIが分析し、最適なポートフォリオを自動的に構築・運用するというものです。

投資家は質問に答えるだけで、リスク許容度に応じた運用プランが提案されます。AI投資と一口にいっても、さまざまなサービス形態があり、それぞれ特徴が異なります。

【AI投資の種類】

  • 投資一任型
  • アドバイス型
  • AI株価予測型
  • AIファンド型

投資一任型

投資一任型は、AIが投資家に代わって資産の運用をすべて行うタイプのサービスです。銘柄選定から購入、リバランス、売却まで、一連の投資判断と実行をAIが自動で行います。

投資一任型の特徴は、投資家が細かな運用判断をしなくても、資産運用を進められる点です。最初にリスク許容度の診断を受けて投資方針を決定すれば、その後の運用はすべてAIに任せられます。

定期的な積立設定をしておけば、毎月自動で入金・投資が行われるため、手間がかかりません。

ただし、投資一任型は運用をすべて任せる分、手数料が年率1%程度かかります。

自分で運用する場合と比べるとコストは高めですが、時間的な負担が少なく、感情に左右されない運用ができる点がメリットです。忙しくて投資に時間を割けない方や、投資初心者に特に適したサービス形態といえるでしょう。

アドバイス型

アドバイス型は、AIが投資のアドバイスや提案を行い、実際の売買は投資家自身が判断・実行するタイプのサービスです。投資一任型とは異なり、最終的な判断権は投資家に残ります。

アドバイス型の特徴は、AIの提案を参考にしながら、自分で投資判断ができる点です。

AIが最適なポートフォリオや売買タイミングを提案しますが、それを実行するかどうかは投資家が決められます。投資の主導権を保ちながら、AIの分析結果を活用できる仕組みです。

アドバイス型のメリットは、コストが低く、投資の勉強になる点です。AIの提案理由を確認しながら自分で判断することで、投資スキルの向上につながります。

一方、売買の実行を忘れたり、感情的な判断で提案を無視したりするリスクもあります。ある程度の投資知識があり、自分で判断したい方に向いているサービス形態といえるでしょう。

AI株価予測型

AI株価予測型は、AIが株価の値動きを予測し、その情報をもとに投資家が売買判断を行うサービスです。実際の売買は、投資家自身が行います。

このタイプのサービスでは、AIが過去の株価データやニュース、企業の財務情報などを分析し、今後の株価動向を予測します。予測結果は「買い推奨」「売り推奨」といった形で提示され、投資家はその情報を参考に売買を判断します。

ただし、AIの予測が必ずしも的中するわけではありません。あくまで判断材料の一つとして活用し、最終的な投資判断は自己責任で行う必要があります。

投資経験がある程度あり、自分で銘柄選定をしたい方に向いているサービスといえるでしょう。

AIファンド型

AIファンド型は、投資信託の運用にAI技術を活用したサービスです。ファンドマネージャーがAIの分析結果を参考にしながら、銘柄選定や売買タイミングを判断します。

従来の投資信託(特にアクティブファンド)では、ファンドマネージャーの経験や勘に頼る部分が大きくなりがちです。

しかし、AIファンド型ではデータ分析に基づいた客観的な判断が加わります。AIが膨大な企業データや市場情報を分析し、投資候補となる銘柄を抽出します。

AIファンド型のメリットは、通常の投資信託と同じ感覚で購入できる手軽さにあります。証券会社の口座があれば、ほかの投資信託と同様に購入できます。

ただし、AIを活用しているからといって必ずしも高いリターンが得られるわけではないため、過去の運用実績や手数料をしっかり確認することが大切です。

AI投資の得意分野と苦手分野

スマートフォンと円グラフとペン

AI投資を効果的に活用するには、その得意分野と苦手分野を正しく理解しておく必要があります。AI投資には人間にはない強みがある一方で、人間の判断が優れる領域も存在するからです。

特性を把握しておけば、AI投資を使うべき場面と、自分で判断すべき場面を適切に見極められます。AI投資の得意分野と苦手分野を、具体的に見ていきましょう。

得意苦手
感情に左右されない想定外の事態への対応
分散投資の自動化短期的な利益追求
リバランスの自動実施

得意:感情に左右されない

AI投資の強みは、感情に左右されずに一貫した投資判断を行える点です。AIには感情がないため、人間の投資家が陥りがちな心理的バイアスを排除できます。

投資において、恐怖や欲といった感情は大敵です。市場が暴落すると「これ以上損をしたくない」という恐怖から慌てて売却し、逆に市場が過熱すると「もっと儲けたい」という欲から高値つかみをしてしまうケースが後を絶ちません。

行動経済学の研究によれば、投資家の多くは損失回避バイアス(利益よりも損失を過大評価する傾向)や、確証バイアス(自分に都合のよい情報ばかり集める傾向)に影響されます。

AIはこうした心理的な偏りとは無縁で、事前に設定されたアルゴリズムに従って淡々と売買を実行します。

例えば、2020年3月のコロナショック時には、多くの個人投資家が不安からパニック売りに走りました。
こうした局面でも、AIはルールに基づいて機械的に判断します。感情的な売買で失敗しやすい方にとって、AIの冷静さは大きな強みになるでしょう。

得意:分散投資の自動化

AI投資は、複数の資産クラスや地域に自動的に分散投資を行います。初心者が自力で実現するには手間がかかる分散投資を、手軽に実践できる点が魅力です。

分散投資とは、投資先を複数に分けてリスクを分散させる手法です。「卵を一つのかごに盛るな」という格言が示すように、一つの銘柄や資産に集中投資すると、その価格が下落したときに大きな損失を被ります。

ロボアドバイザーの多くは、日本株・米国株・新興国株・債券・REITなど、複数の資産に投資します。自動で分散投資を行ってくれるため、リスクを抑えつつ安定的なリターンを得られる期待がもてます。

個人投資家が同様のポートフォリオを自分で組もうとすると、銘柄選定や購入手続きに多くの時間と知識が必要です。AI投資なら、質問に答えるだけで最適な分散投資を自動的に実現してくれます。

得意:リバランスの自動実行

AI投資は、ポートフォリオのリバランスを自動的に行います。リバランスとは、資産配分が当初の目標から崩れたときに、売買を通じて元の配分に戻す作業です。

例えば、当初は株式50%・債券50%の配分だったとします。
しかし、株価が上昇して株式の比率が60%に増えると、ポートフォリオ全体のリスクが高まります。このとき、株式の一部を売却して債券を買い増し、再び50:50の配分に戻すのがリバランスです。

リバランスは投資の基本とされながら、実行するのは意外と難しい作業です。「今は株価が上がっているから売りたくない」という心理が働き、適切なタイミングを逃してしまう投資家も少なくありません。

ロボアドバイザーは、あらかじめ設定された基準に従って機械的にリバランスを実施します。感情に左右されず、規律正しく資産配分を維持できる点は、AIならではのメリットといえるでしょう。

苦手:想定外の事態への対応

AI投資は過去のデータやパターンに基づいて判断するため、前例のない想定外の事態には柔軟に対応できません。これがAI投資の大きな弱点です。

例えば、2020年のコロナショックや2022年のロシア・ウクライナ情勢など、過去に類を見ない出来事が起きると、AIのアルゴリズムは適切な判断を下せない可能性があります。

人間の投資家はニュースや経済指標から状況を総合的に判断し、柔軟にポートフォリオを調整できますが、AIは設定されたルールの範囲内でしか動けません。

また、AIは「常識」や「文脈」を理解する能力が限定的です。例えば、特定の国で政変が起きた場合、その国の通貨や株式に与える影響を人間なら予測できます。しかし、AIは過去のデータにないパターンには対処しきれません。

ただし、想定外の事態が起きても、長期的には市場が回復するケースが一般的です。慌てて手動で介入するよりも、AIに任せて静観したほうが結果的によい成果を得られる場合もあります。

重要なのは、AI投資の限界を理解した上で、必要に応じて自分でも運用方針を見直すことです。

苦手:短期的な利益追求

AI投資のほとんどは、長期・分散投資を前提に設計されています。そのため、短期間で大きな利益を狙うデイトレードやスイングトレードには向いていません。

短期売買で利益を出すには、市場のタイミングを見極める高度なスキルが必要です。チャート分析やテクニカル指標を駆使し、数時間から数日の値動きを予測して売買を繰り返します。

しかし、多くのロボアドバイザーは、こうした短期的な市場変動を捉える設計にはなっていません。

また、短期売買には頻繁な取引に伴う手数料や税金のコストがかかります。AI投資の手数料体系は長期保有を前提としており、短期売買には不利です。

短期的な利益を狙うよりも、AI投資の強みである長期・分散投資を生かすほうが、初心者にとっては現実的な選択肢といえるでしょう。

AI投資が向いている人の特徴

男性がスマホをみて笑顔の写真

AI投資は誰にでも適しているわけではありません。自分の投資スタイルや目的、性格などによって、AI投資が向いているかどうかが変わってきます。

AI投資が向いている人の特徴を、詳しく見ていきましょう。

【AI投資が向いている人の特徴】

  • 投資に時間をかけられない人
  • 感情的な判断を避けたい人
  • 長期で資産形成したい人
  • 少額から始めたい初心者

投資に時間をかけられない人

仕事や家事で忙しく、投資に時間をかけられない方にAI投資は最適です。一度設定すれば、あとはAIが自動的に運用してくれるため、日々の管理に時間を取られません。

自分で投資を行う場合、銘柄選定や市場動向のチェック、売買のタイミング判断など、多くの時間が必要です。特に仕事をしながら投資を行う場合、平日の日中は市場を見られず、タイミングを逃してしまうケースも少なくありません。

ロボアドバイザーなら、こうした作業をすべて自動化できます。リバランスや税金の最適化も自動で実施されるため、投資家がすべきことは定期的に運用状況を確認するだけです。

「投資に時間を割けない」という理由で、資産運用に取り組めていない方もいるかもしれません。AI投資は、こうした忙しい方の資産形成を強力にサポートしてくれるツールといえます。

感情的な判断を避けたい人

投資において感情的な判断をしてしまいがちな方も、AI投資が向いています。AIは感情に左右されず、一貫したルールに基づいて運用を行うため、心理的なバイアスを排除できます。

投資で失敗する原因の多くは、感情的な判断です。株価が下がると不安になって慌てて売却し、逆に高騰すると欲が出て高値つかみをしてしまう行動パターンは、多くの投資家が陥りがちな落とし穴です。

行動経済学の研究では、人間は損失を過大評価する傾向があることが明らかになっています。

例えば、10万円の利益を得る喜びよりも、10万円の損失を被る苦痛のほうが約2倍強く感じるとされています。
この心理が、市場が下落したときのパニック売りにつながってしまうのです。

AI投資では、こうした感情的な判断が入り込む余地がありません。あらかじめ設定されたアルゴリズムに従って淡々と運用が続けられるため、感情に振り回されて失敗するリスクを大幅に減らせます。

過去に感情的な判断で損失を出した経験がある方は、AI投資を検討する価値があるでしょう。

長期で資産形成したい人

AI投資は、老後資金や教育資金など、長期的な資産形成を目指す方に適しています。時間をかけてコツコツと資産を増やす設計になっているため、長期投資との相性がよいからです。

長期投資のメリットは、複利効果を最大限に生かせる点です。複利効果とは、運用で得た利益を再投資することで、利益が利益を生む仕組みです。時間が長いほど複利効果は大きくなり、資産が雪だるま式に増えていきます。

例えば、毎月3万円を年率5%で30年間運用した場合、
元本は1,080万円ですが、複利効果により最終的な資産額は約2,500万円になります。
これは、長期投資の威力を示す典型的な例です。

AI投資でも長期的な視点で運用を続けることで、安定したリターンが期待できます。10年後、20年後の資産形成を真剣に考えている方には、AI投資が強力なパートナーになるでしょう。

少額から始めたい初心者

少額から投資を始めたい初心者にも、AI投資は適しています。多くのロボアドバイザーは1万円程度から投資を始められるため、リスクを抑えながら投資の経験を積めます。

従来の投資では、まとまった資金がないと始められないイメージがありました。しかし、AI投資サービスの登場により、少額からでも本格的な分散投資が可能になっています。

月々の積立も1万円から設定できるサービスが多く、無理のない金額でスタートできます。

少額から始めれば、大きな損失への不安を抑えながら投資の仕組みを学べます。投資の経験を積みながら、徐々に投資額を増やしていくという段階的なアプローチが可能です。

まずは少額で試してみて、自分に合っていると感じたら投資額を増やすという柔軟な使い方ができるでしょう。

AI投資で失敗しないためのポイント

女性がパソコンの前に座りスマホ片手に考えている写真

AI投資を始める際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。適切な使い方を理解していないと、期待した成果が得られず「儲からない」と感じてしまうからです。

ポイントを意識した上で実践すれば、AI投資のメリットを引き出せます。短期的な値動きに一喜一憂せず、着実に資産を増やしていけるでしょう。

【AI投資で失敗しないためのポイント】

  • 長期運用を前提にする
  • 積立投資で始める
  • 運用レポートを定期確認する
  • 余剰資金で運用する

長期運用を前提にする

AI投資で成果を出すには、最低でも5年以上の長期運用を前提にすることが重要です。短期間で結果を求めると、市場の一時的な下落に耐えられず、損失を確定させてしまう可能性があります。

投資を通じて利益を得るためには、「時間を味方につける」という意識を持つことが大切です。短期的には株価が上下しても、長期的には経済成長に伴って資産が増える傾向があるためです。

AI投資を始める際は「10年後、20年後の自分のために資産を育てる」という長期的な視点を持ちましょう。目先の利益に焦らず、じっくりと時間をかけて運用することが成功の秘訣です。

積立投資で始める

AI投資を始めるなら、一括投資よりも積立投資がおすすめです。積立投資とは、毎月一定額を継続的に投資する方法で、リスクを分散しながら着実に資産を増やせます。

積立投資のメリットは、ドルコスト平均法の効果を得られる点です。

ドルコスト平均法とは、価格が高いときには少なく、安いときには多く購入できる仕組みで、平均購入単価を平準化する効果があります。

例えば、毎月1万円ずつ投資する場合、株価が高い月は少ない口数しか買えません。しかし、株価が安い月には多くの口数を購入できます。これにより、一括で投資するよりも購入価格が平準化され、リスクが軽減されるのです。

主要なロボアドバイザーでは、月1万円から積立設定が可能です。無理のない金額から始めて、収入が増えたら積立額を増やすという柔軟な運用もできます。

運用レポートを定期確認する

AI投資に任せきりにせず、運用レポートを定期的に確認する習慣をつけましょう。レポートを見ることで、資産の状況や投資先の内訳を把握でき、必要に応じて設定を見直せます。

多くのロボアドバイザーでは、月次レポートや運用実績の詳細をアプリやWebサイトで確認できます。資産総額の推移、各資産クラスの構成比率、リバランスの実施状況などがひと目で分かる仕組みです。

運用状況の確認は、3〜6カ月に1回程度を目安にするとよいでしょう。毎日チェックすると短期的な値動きに振り回されてしまい、逆に1年に1回では変化に気づくのが遅れる可能性があります。

四半期ごとに確認すれば、大きな変化を見逃さず、冷静に状況を把握できるでしょう。

また、運用レポートを見ることで、投資に対する理解が深まります。「なぜこの資産が増えたのか」「市場環境はどう変化しているのか」といった視点を持つことで、徐々に投資スキルも向上していきます。

AIに任せきりにせず、自分の資産に関心を持ち続けることが、長期的な成功につながります。

余剰資金で運用する

AI投資を始める際には、必ず余剰資金で行いましょう。生活費や近い将来に使う予定のあるお金を投資に回すと、市場が下落したときに精神的な余裕を失い、冷静な判断ができなくなります。

余剰資金とは、当面の生活に影響を与えない資金のことです。
一般的には、生活費の3~6カ月分を預貯金として確保した上で、残った資金を投資に回すのが理想とされています。

例えば、月の生活費が20万円なら、60万~120万円を預貯金として手元に残しておきます。それ以上の資金があれば、その一部をAI投資に回すという考え方です。

緊急時の備えがあることで、市場が一時的に下落しても慌てて売却する必要がなくなります。

また、近い将来に使う予定のある資金、例えば住宅購入の頭金や子どもの教育資金などは、リスクのある投資に回すべきではありません。

こうした資金は元本保証のある預貯金で管理し、10年以上使う予定のない資金だけをAI投資に充てるようにしましょう。

NISAに対応しているかも要チェック

女性がパソコンを持ち右手の人差し指を立てている写真

AI投資を始める際には、NISAに対応しているかどうかも確認しましょう。

通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。例えば10万円の利益が出ても、約2万円が税金として引かれてしまうのです。しかしNISA口座なら、この税金が完全に非課税となり、利益を非課税で受け取れます。

特に長期投資を前提とするロボアドバイザーでは、複利効果によって利益が雪だるま式に増えていくため、非課税メリットは年々大きくなります。

20年、30年と運用を続ければ、税金の有無で最終的な資産額に数十万円から数百万円もの差が生まれることも珍しくありません。

また、新NISAはつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合わせて年間最大360万円まで投資でき、非課税保有限度額は1,800万円と大きな枠が用意されています。

すべてのロボアドバイザーがNISAに対応しているわけではないため、サービスを選ぶ段階で必ず確認しましょう。長期的な資産形成において、NISA対応の有無は投資成果を大きく左右する重要なポイントです。

まとめ

チェックリストとポストイット

AI投資が儲からないといわれる理由は、手数料の高さ、短期的な利益の出にくさ、損失リスクの存在などが挙げられます。しかし、これらはAI投資の特性を理解していないことが原因です。

AI投資は感情に左右されない判断や分散投資の自動化が得意な一方で、想定外の事態への対応や短期的な利益追求は苦手です。

この特性を理解した上で、長期運用を前提に積立投資で始めれば、着実な資産形成が可能になります。

AI投資は「短期間で大きく儲ける」ためのツールではなく、「時間をかけて堅実に資産を増やす」ためのパートナーです。自分の投資目的に合っているかを見極め、正しく活用していきましょう。

AI投資に関するよくある質問

Q&Aの文字とノート
AI投資は本当に儲からないのでしょうか?

必ずしも儲からないわけではありません。AI投資は短期で大きな利益を狙うものではなく、長期・分散投資によって安定的に資産を増やすことを目的としています。期待値と投資スタイルのズレが「儲からない」と感じる原因です。

ロボアドバイザーの手数料は高すぎませんか?

確かに年率1%前後の手数料は、インデックス投資と比べると高めです。ただし、自動リバランスや税金最適化、運用の手間削減といった付加価値が含まれています。コストだけでなく、得られるメリットとのバランスで判断することが大切です。

AI投資なら損失は出ませんか?

いいえ、損失が出る可能性はあります。AI投資でも市場が下落すれば資産は減少します。AIはリスクを抑える設計にはなっていますが、損失を完全に回避するものではありません。

AI投資は初心者でも始めて大丈夫ですか?

はい、むしろ初心者に向いている投資手法です。少額から始められ、分散投資やリバランスも自動で行われるため、専門知識がなくても資産運用をスタートできます。

AI投資と自分での運用はどちらが良いですか?

一概にどちらが良いとは言えません。時間がない方や感情的な判断を避けたい方はAI投資が向いています。一方で、投資スキルを身につけたい方は自己運用との併用がおすすめです。

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穴吹興産株式会社  不動産ソリューション事業部
アセットマネジメントグループ課長  穴吹 章彦

【資格】
・宅地建物取引士
・不動産証券化協会認定マスター

【経歴】
ソリューション事業部の業務に7年従事し、投資用不動産のアセットマネジメント業務を経験。現在は不動産特定共同事業におけるファンドの組成業務に従事し、投資家との契約業務全般を担当。不動産クラウドファンディングの仕組みや専門用語を解説しながら、情報発信を行っている。

 

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