今回は、Jointo αの投資家様であるN様にインタビューの機会をいただきました。
N様は公務員として研究職に従事されながら、10年以上にわたって資産運用に取り組まれてきた経験豊富なベテラン投資家です。
これまでに実践した投資の成功談や失敗談、そして不動産クラウドファンディングに対する鋭い視点を、率直に語っていただきました。
日々の値動きを追う投資から、少し距離を置きたい方、利回りだけでなく、元本の安全性や運営会社の信頼性を重視して投資先を選びたい方にとって、ヒントとなる言葉が詰まっています。
ぜひ最後までお読みください!
プロフィール

投資を始めたきっかけ、投資で増えたお金の使い方
N様が投資を始めたのは、大学卒業後、就職してすぐの24歳の頃でした。最初は雑誌「ダイヤモンド」などを参考に、株式投資からスタートしたそうです。
学生の頃から投資に興味があったのですか?

いえ、学生の時は投資に関心がなかっのですが、お金を貯めるのは昔から好きでした。大学生の時はひたすらアルバイトを頑張り100万円以上貯めました。それで社会人になって、まとまったボーナスが出るようになったのをきっかけに投資を始めました。
投資で増やしたお金の使い道としては、何か買ったり、趣味とかにお金使うというよりは、また貯金したりするのがメインですか?



そうですね。今は趣味の旅行で海外に行ったりもしますが、逆に普段はメリハリ消費で無駄づかいしないようにしています。
現在の投資スタイルについて
投資経験が豊富なN様に、現在メインで行っている投資について伺いました。
N様が行ったことのある投資
- ■株式関連
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- 国内投資
- 海外株式投資
- 投資信託(オルカン、S&P、NASDAQ、インド株など)
- 積立投資(定期買付)
- ■不動産関連
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- 現物不動産投資
- 不動産クラウドファンディング
- REIT(不動産投資信託)
- ■債券・制度活用型
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- 債券投資
- NISA
- iDeCo
- ■その他の資産運用
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- ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング) など
今は、どの投資をメインに行っていますか?



今は、投資信託を中心に運用しています。ずっと積立でコツコツ続けています。S&P500とか、NASDAQ、あと最近では、インド株の投資信託にも少し取り組んでいます。分散して、基本的には自動的に積み立てて投資しています。
ほかの投資商品はもうやっていないですか?



株は、高配当の株をメインに持っていますが、毎週取引するというのはなくなりました。株価が高いなと思えば少し売ったり、逆に相場が急落したタイミングでは高配当株を少し買い足したり、そんなふうに、数か月に数回のペースで売買しています。
なるほど。以前はもっと頻繁に取引されていたんですか?



そうですね。最初の頃は頻繁にトレードしていたので、けっこう失敗もありました。数十万円単位で損を出したこともあります。でも、10年やっていると色々経験して、下がってもそのうち上がるみたいなのがだんだん分かってきました。
長い経験を通じて、リスクを抑えながらも着実に資産を育てていく判断力を培われているN様。落ち着いた投資スタイルからは、経験豊かな投資家ならではの安定感がありました。
資産のうち、どれくらいを投資に?
「投資に興味はあるけれど、実際みんなどのくらい投資に回しているんだろう?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこでN様にも伺ってみました。


資産全体のうち、どのくらいを投資に充てていますか?



おそらく全体の95%ぐらい投資に回しています。その中で、不動産クラウドファンディングだと3割ぐらいですかね。
投資にどの程度の資産を充てるかは、人によって考え方が異なります。N様のように積極的に運用されている方もいれば、余剰資金で少しずつ始める方もいます。無理のないバランスで取り組むことが、投資を長く続けるための大切なポイントといえるでしょう。
過去の投資失敗談
現在は資産の多くを投資に充てているN様ですが、これまでに大きな損失を経験されたことはあるか伺いました。
今までに投資で大きな失敗をしたご経験はありますか?



他の投資で、200万円ほどの損失を出したことがあります。
その損失を受けて、どのような心境の変化があったのでしょうか。



なんとか巻き返してやろうと躍起になってもまた失敗するだろうと思ったので、それよりも冷静に判断することが大事だと感じました。ひとつのサービスで失敗したからといって、他のサービス全てがだめというわけでもないので、とにかく冷静に見極めようと思いました。
N様は、大きな損失を経験したからこそ「冷静さを保ち、判断を誤らないこと」の重要性に気づいたと語ります。
ひとつの失敗で投資全体を否定せず、柔軟に判断を重ねてきた姿勢は、長年にわたる経験と向き合ってきた投資家ならではの強さといえるでしょう。
不動産クラウドファンディングへの投資
不動産クラウドファンディングを始めるきっかけや、情報収集の仕方などについてお伺いしました。
不動産クラウドファンディングはいつ頃から始めましたか?



たしか、2017年か2018年くらいからだったと思います。
さまざまな投資をされてきた中で、不動産クラウドファンディングを始めたきっかけは何だったのでしょうか?



そうですね。ある程度資金が貯まってきた段階で、あんまり値動きしないものに資金を置いておきたいと思ったのがきっかけです。最初は国債を買っていたんですが、ちょっと利回りが低すぎるなっていうところで…そのときに、値動きが小さくて、配当も4~5%くらいあるような商品として不動産クラウドファンディングを見つけた、というところです。
不動産クラウドファンディング事業者だと、どのくらい比較しましたか?



当初は事業者が本当に数えるほどしかなかったので、サービス提供している事業者は大体登録していましたね。今は30社くらい分散して投資しています。
投資商品の情報は、各サイトをこまめにチェックしているんですか?



今はXなどで不動産クラファンのまとめ情報を発信しているものなどを参考にしています。
不動産クラウドファンディングを始める前に、不安は感じていなかったですか?



特に感じてはいませんでした。不動産クラウドファンディングは実物不動産があるという点で安心感がありました。
N様が不動産クラウドファンディングを始めた背景には、「大きな値動きのない商品で安定運用したい」という目的がありました。
過去の経験から、複数事業者を比較検討したうえで、元本が守られやすい仕組みや、不動産という裏付け資産があることが、安心して投資を続けられる要因になっているようです。
不動産クラウドファンディングでの失敗例は?
他の投資での損失経験について教えてくれたN様に、不動産クラウドファンディングでの失敗や元本割れについても伺いました。
不動産クラウドファンディングで大きく失敗したことや、元本割れの経験はありますか?



元本割れの経験は一度もありません。ただ、Jointo α以外の商品で配当が遅れたことはあります。たしか3ヶ月か半年くらい遅れたという事例がありましたね。 ただ、最終的には無事に売却されてきちんと償還されたので、結果的には良かったんですけど。でもやっぱり遅延のお知らせが出ると、そのときは少し不安になりますよね。
N様は、不動産クラウドファンディングは比較的安定性のある投資手法でありながら、予定通り進まない可能性というリスクがゼロではないことをご理解いただいておりました。
投資判断の軸は「安全性」
不動産クラウドファンディングでの配当遅延の経験を踏まえ、より安全に投資するための判断基準について伺いました。
投資先を選ぶとき、最も重視していることは何ですか?



やっぱり安全性ですかね。自分の中でのルールとしてはインカム型の案件、すでに賃貸で運用されている物件に投資するようにしています。あとは、既存物件をリノベーションして売却するような案件も多少リスクは上がりますがOKだと判断しています。一から建てる新築のホテルや商業施設などは、ちょっとリスクが高いかなと思って控えています。
利回りの高さに惹かれるよりも、「配当の原資がなにか」「どのような物件を扱っているか」といったファンドの中身をしっかり見ることが、N様にとっての投資判断の基本になっているようです。
Jointo αを選んだ理由は「安全性」と「投資のしやすさ」
不動産クラウドファンディングの数あるサービスの中から、N様がJointo αを選んだ理由についても伺いました。
Jointo αを選んだ決め手は何でしたか?



やはり安定性ですね。



運営している穴吹興産さんは上場企業でかなり大きい会社なので、数百万円単位で投資することもあります。他の上場企業が運営する不動産クラウドファンディングでは、抽選式でなかなか当たらないことが多いんですよ。Jointo αさんは先着順が多いので投資しやすいと思ってます。
上場企業が運営しているという「安心感」と、募集方式が「先着順」という投資のしやすさが、信頼を寄せる理由となっているようです。
Jointo αは先着順での募集が多いため、投資開始時間にアクセスできるよう、事前にアラームをかけたりToDoリストに登録し、時間になったらすぐ投資できるように備えているそうです。
Jointo αの満足度
N様に、Jointo αへの満足度を5段階で評価していただいたところ、以前は4、現在は3くらいとのことでした。
その理由についても伺いました。



最近は利上げの影響もあって、もう少し利回りを上げてもらえたらすごい嬉しいですね!
利回り重視の投資姿勢に対する懸念も
一方で、最近増えてきた「利回りだけを見て投資判断をする」投資家の姿勢にも、少し懸念を抱いていると話します。



今、高利回りの案件がたくさん出てきていますけど、それでちゃんと戻ってくればラッキーくらいに思っています。もちろん、そういう案件も分散投資の一環として少し取り入れることはありますが、やっぱり元本の安全性やリスクの確認は絶対必要ですね。自分が許容できる範囲かどうかをしっかり考えたうえで投資するようにしています。
Jointo αに対して安定性や信頼性を評価しつつも、相対的な利回りの水準に対しては現実的な視点を持っています。
それと同時に、利回りの高さだけに飛びつくのではなく、安全性や仕ファンドの中身を重視する投資判断を徹底されている点が印象的でした。
市場環境が変化する中でも、「何を重視して投資するのか」という軸を持つことの重要性を、改めて考えさせられるお話でした。
新規投資家へのアドバイス
最後に、これから不動産クラウドファンディングを始めようとしている方に向けて、N様からアドバイスをいただきました。



やっぱりこういう商品って株や仮想通貨のように日々の値動きがない分、元本の安全性がなにより大事だと思うんですよね。信用できない事業者さんだと、本当にゼロになる可能性もあるので。不動産クラウドファンディングでも、その運営会社が倒産してしまうと、元本が返ってこないリスクはあります。だからこそ、どんな会社が運営しているかという信用性の部分が結局一番大事かなとは思っています。表面的な数字だけで判断せず、運営会社の実績や信頼性は必ず見てほしいなと思います。
投資初心者にとって、利回りの高さや手軽さが魅力に映ることも多い不動産クラウドファンディングですが、N様のアドバイスからは「安心して投資を続けるためには、運営会社を見極める目が不可欠」というメッセージが強く伝わってきます。
見落とされがちな「運営会社の信用力」こそが、最終的に元本の安全性を支える、経験を積んできたN様だからこその、重みのあるアドバイスでした。
N様の今後の投資プラン
今後の投資プランや目標についても伺いました。
今後はどんな投資に注力していく予定ですか?



今区分マンションを2件所有していまして、2~3年前くらいに投資用ローンで購入しています。なので、今後は余剰資金が出たら自分のマンションにあてていこうかなと考えています。



また、ある程度まとまったお金ができたら、自分でなにか事業をしたいなっていうのもありまして。最近は不動産について勉強を続ける中で、古民家を買って改装してみるのも面白そうだなと思っています。
投資だけでなく、自分らしい選択肢を模索されている姿が印象的でした。
まとめ
今回のインタビューを通して、10年以上にわたってさまざまな資産運用を実践されてきたN様から、不動産クラウドファンディングとの向き合い方や、Jointo αへの率直な評価を伺うことができました。
不動産クラウドファンディングに対して「少しハードルが高いな」と感じる方もいるかもしれませんが、N様のエピソードを通じて、「自分のペースで無理なく続けられる、堅実な投資の選択肢」だということが伝わってきました。
特に印象的だったのは、数ある投資経験の中でも、元本保全や運営会社の信用性を重視されている点です。派手さよりも「堅実さ」を優先する姿勢は、これから投資を始めたい方にとって大きなヒントになるはずです。
また、将来に向けては、自分の暮らしややりたいことに投資の成果を活かしていきたいという前向きな想いも語ってくださいました。
投資は資産を増やすだけでなく、自分らしい未来を形にしていくための手段にもなり得る、そんなことを考えさせられるインタビューでした。
Jointo αは、上場企業が運営する信頼性に加え、丁寧な情報開示や安定した商品設計に定評のあるサービスです。
少額から始められる不動産投資に興味がある方は、ぜひ一度、Jointo αのファンドをチェックしてみてはいかがでしょうか。