不動産クラウドファンディングを「やめとけ」と言われる理由3選! 実際の状況も詳しく紹介

不動産クラウドファンディングをやめとけと言われる理由3選

不動産クラウドファンディングは投資の一種であるため、「必ず成功する」という保証があるものではありません。そのため「やめとけ」という意見があるのも当然のことです。本記事では、やめとけと言われる理由の紹介に加え、実際的な目線から不動産クラウドファンディングのポイントなどを解説します。

目次

種類を問わず、「投資話」には必ず「やめとけ」と言われやすい点がある

揉める人々とお金

不動産クラウドファンディングに限らず投資話はやめとけと言われやすいものです。ではなぜ、投資話はやめとけと言われやすいのでしょうか。

投資は選び方を間違えると失敗につながるもの

投資にはさまざまな種類があります。不動産投資もあれば証券投資、事業への投資など、どれを選ぶにしても、それ相応の知識やノウハウが必要だといえるでしょう。投資のプロでさえ失敗することが珍しくないのが投資です。自分が明るくない分野の投資を選んでしまったり、投資先を間違えてしまったりすると、失敗につながりやすいことからやめとけと言われやすいといえます。

また、単に「そんな美味い話があるわけがない」という固定観念から、投資と名が付けばやめとけと言われるケースも少なくないようです。

そもそも「クラウドファンディング」って?

クラウドファンディングは、インターネット上の募集サイトを通じて、広く一般から資金を集める手段として広まりつつあります。資金を不特定多数の人々から集めるという手法は数世紀前から存在していますが、現在のようなクラウドファンディングは歴史が浅く、「よく分からないもの、不透明なもの」で、デメリットを感じている人も少なくないようです。

「不動産クラウドファンディング」はリスクが少ない

不動産クラウドファンディングも投資の一種類であり、やめとけと言われやすいことに変りはないでしょう。しかし、他の投資と比較した場合、不動産クラウドファンディングはリスクが少ないといえます。大きな理由は以下の2つです。

少額から始められる
不動産クラウドファンディングは、案件(ファンド)によっては最低1万円から始めることができます。金融機関からの融資が受けられない種類の投資であるため、レバレッジをかけた取引のような、投資額を超える損失を抱える心配がありません。

市況の影響を受けにくい
不動産クラウドファンディングの対象は不動産という現物資産であり、賃貸収入や売却益の分配金を得る投資です。そのため、株式などの金融商品とは異なり、市況の影響を受けにくいといえます。

特にこんな人は「やめとけ」と言われやすい?

悩むビジネスマン

不動産クラウドファンディングを、やめとけと言われやすいであろう人の特徴を紹介します。

不動産の管理・運用までを自分で行いたい人

不動産という資産を肌で感じながら、管理・運用を自分で行いたい人は、不動産クラウドファンディングをやめとけと言われやすいであろうタイプです。そもそも不動産クラウドファンディングでは、投資家は出資するだけで管理・運用は事業者にお任せとなります。したがって、結果が出るまで基本的に何もすることがありません。人に任せるのが嫌な人や、自分で何から何までやりたい人にとっては不安な投資、退屈な投資となってしまいかねません。

逆にいえば、不動産クラウドファンディングは面倒な作業を丸投げできる投資がしたい、投資中の手間を軽くしたい人に向いています。

相場の変化を見ながら細かく売り買いしたい人

売買のタイミングを自分で判断したい人、状況に応じて細かく売り買いしたい人も、不動産クラウドファンディングはやめとけと言われやすいであろうタイプです。不動産クラウドファンディングは、投資したら終了までじっと待つしかありません。気にいらなければ解約すればいいじゃないかと考えるかもしれませんが、不動産クラウドファンディングは通常、途中解約ができない投資です。仮に解約可能であっても、手数料などが発生する可能性があります。

不動産クラウドファンディングは運用期間が決まっているうえ、想定利回りを安定して受け取りやすいタイプの投資です。一定期間じっと待っていられる人や、相場の変化をいちいち確認していられないタイプの人に向いています。

一喜一憂・一攫千金などのスリルを味わいたい人

不動産クラウドファンディングをやめとけと言われやすいであろうもう一つのタイプが、投資を勝負事と同じように考え、経過や結果に一喜一憂したい人、一攫千金のスリルを味わいたい人です。不動産クラウドファンディングは予定分配率が設定されており、じわじわと利益が増えるタイプの投資だといえます。そのため、数字の動きの小ささを物足りなく感じてしまうでしょう。

逆にいえば、不動産クラウドファンディングはローリスク・ミドルリターンで安定した資産増を望んでいる人に向いている投資です。

不動産クラウドファンディングを実際に「やってみた」人の口コミを知る方法

様々な意見

自分の周囲には不動産クラウドファンディングをやったことがある人がいないため、やったことがある人の口コミを知りたいと思っている人も少なくないことでしょう。ここでは、そういった生の声を知る方法を紹介します。

ただし、あくまでも参考程度に考えておく必要があります。とくに、匿名の書き込みなどは信憑性が薄い情報も多くあるため、情報を取捨選択して冷静に判断する必要がある点に注意が必要です。

X(旧Twitter)、FaceBookなどのSNS

X(旧Twitter)やFaceBook、InstagramなどのSNSは、個人が気軽に情報発信をするプラットフォームであり、実際にやってみた感想など、不動産クラウドファンディングに関する口コミを書き込む人も大勢いると考えられます。とくにXは、他のSNSに比べて短文の文字情報だけで発信しやすいため、口コミを探すなら外せないツールです。

資産運用系ブログ

資産運用系ブログを開設している投資家は少なくありません。少額で始められる不動産クラウドファンディングは、投資を本業とするプロの投資家だけでなく、日常の出来事を記事にしてアップしている一般のブロガーにも取り組みやすい投資です。投資初心者目線での口コミを探してみるのもよいでしょう。

匿名掲示板の関連スレッド

インターネットで情報を探す場合、匿名掲示板も有力な媒体です。数多いスレッドのなかには、不動産クラウドファンディングの関連スレッドもあります。ただし、純粋な口コミだけでなく、スレ民(スレッドの参加者)同士のやりとりや批判などが混在している点に注意が必要です。

世間一般的な口コミの例

ここでは、世間で発信されている一般的な不動産クラウドファンディングに関する口コミのなかから、多く語られているポイントを紹介します。

・出資している不動産クラウドファンディングの分配金の通知が来た!

・3ヶ月の運用で4%を超える分配金を得られました

・高利回りの案件が増えており、いままでの数字では物足りない

・抽選に通りやすいのは○○のような案件ですね

・経営状況のしっかりした事業者を選べばリスクを抑えられる

・この事業者(サービスサイト)がおすすめの理由

不動産クラウドファンディングを「やめとけ」と言われる理由①「儲けづらい」「利回りが低い」

考え込む男性

不動産クラウドファンディングをやめとけと言われる理由として「儲けづらい」「利回りが低い」というものがあります。前述したように、不動産クラウドファンディングは一攫千金を狙うタイプの投資ではありません。通常は数%に設定された予定分配率を前提に、ミドルリターンを期待する投資です。そのため、数日で大きく稼ぎたいといった観点からは儲けづらいというイメージになります。

実際には、利回りは他の投資方法と比較して低いわけではない

不動産クラウドファンディングの利回りは、一般的に3~8%の間が多いようです。案件によっては3%を下回るものもあれば、10%を超えてくるものもあります。実は、この数字は他の投資方法と比較しても低いわけではありません。

不動産投資(現物投資)

不動産関連の投資では歴史のある不動産投資(現物投資)の場合、利回りは5~8%程度といわれています。低いほうの数字は不動産クラウドファンディングよりも高くなっていますが、現物という点に注意が必要です。オーナーとしての責任やコストがかかります。

J-REITや、ソーシャルレンディング

不動産投資信託のJ-REITや、ソーシャルレンディングの利回りも、その多くは不動産クラウドファンディングとほぼ同じくらいの範囲内です。したがって、不動産クラウドファンディングの利回りが低いということにはならないでしょう。

株式投資

また、不動産投資と並ぶ投資の代表格である株式投資の場合、利回りは3%程度から10%程度といわれています。10%になるようなケースがどの程度あるのかはハッキリしておらず、不動産クラウドファンディングよりも有利とは断言できません。

不動産クラウドファンディングの市場規模は拡大している

不動産クラウドファンディングは成長中の投資方法であり、市場規模が拡大しているところです。現状では不動産投資や株式投資と比べて規模が小さく、そのために儲けづらいイメージがあっても仕方ない部分があります。

予定分配率6%以上など、高い利回りが期待できる案件も

不動産クラウドファンディングと他の投資方法の利回りは、一覧のようにまとめて比較するだけでは実態が見えにくいといえます。どの投資方法でも案件による差があるためです。不動産クラウドファンディングの案件のなかには、予定分配率6%以上の高利回り案件もあり、より多くの利益を追求できます。

不動産クラウドファンディングを「やめとけ」と言われる理由②「結果が出るまでに時間がかかる」

年間カレンダー

不動産クラウドファンディングをやめとけと言われる理由に「時間がかかる」という言い分があります。不動産クラウドファンディングの仕組み上、いま投資してすぐに利益を得るということはできません。即日売買というスピード感がある株式投資のデイトレーディングなどと比較すれば、時間がかかるのは間違いないでしょう。

運用期間は案件によって様々。数か月単位で運用が完了するものも

不動産クラウドファンディングは不動産を投資対象としていることから、賃貸や売却による分配金を得るまでに時間がかかるのは事実です。そのため、賃貸期間が終わるまで待たないといけないと誤解している人がいるかもしれませんが、不動産クラウドファンディングは賃貸期間に合わせているわけではありません。案件によっては数ヶ月で終わるものもあります。短期で結果を出したい人は、そういった案件を中心に選ぶとよいでしょう。

不動産クラウドファンディングを「やめとけ」と言われる理由③「元本保証がない」

財布と紙幣

「元本保証がない」という理由で不動産クラウドファンディングをやめとけと言われるケースは少なくありません。元本保証がないということは、投資したお金が少なくなってしまう可能性もあるということです。早い話が損をするわけですが、元本保証がないのは不動産クラウドファンディングに限った話ではありません。投資にはリスクがつきものです。

不動産クラウドファンディングで「元本割れ」となった事例は少ない

リスクをとって儲けを狙うのが投資ですが、不動産クラウドファンディングが他の投資と同等以上に元本割れのリスクを背負っているのかが問題です。

投資方法による元本割れの比較といった公式データは見当たりませんが、不動産クラウドファンディングについては、元本割れとなる事例は少ないといえます。実際に投資した人の声を拾ってみても、元本割れした話は聞こえてきません。

「優先劣後出資制度」のある案件であればさらに安心

不動産クラウドファンディングには元本割れのリスクを抑える制度があります。「優先劣後出資制度」です。この制度は、投資家を「優先出資者」、事業者は「劣後出資者」とそれぞれ定義するもので、損失が発生した場合には、事業者の出資分から先に穴埋めを行います。つまり、事業者の出資分でも埋めきれない損失のみを投資家が負担することになるため、優先劣後出資制度を採用している案件であれば、より安心な投資が可能です。

後悔のない不動産クラウドファンディングを始めるために

ガッツポーズの男性

不動産クラウドファンディングを始めるにあたって、後悔しないために必要なポイントを2つ紹介します。

運営している会社自体の事業実績をチェック

不動産クラウドファンディングでは事業者選びが重要です。投資である以上、結果を出してきた実績や長年にわたって積み重ねたノウハウは無視できません。過去にトラブルを起こしていないかも含め、投資する前にしっかりとチェックしましょう。

常に複数の案件を公開している事業者を選ぶ

事業者選びでは案件の数も重要です。常に複数案件を抱えている業者であれば、運用ノウハウの蓄積があり、活発な事業展開を行っていると考えられます。また、自分に合った案件を見つけやすく、後悔につながるリスクの低減が可能です。

分配率や運用期間、投資額を検討して選べるあなぶき興産の「Jointo α(ジョイントアルファ)」

家の模型を持つ笑顔の女性

実績はもちろんのこと、分配率や運用期間、投資額なども不動産クラウドファンディングの事業者選びでは重要な項目になります。穴吹興産株式会社の「Jointo α(ジョイントアルファ)」は、選択できる案件の幅が広い点も含めて、不動産投資初心者の方にもおすすめです。

不動産クラウドファンディングは信頼できる事業者を選び、少額から始めれば安心

投資である以上、不動産クラウドファンディングで損をしない保証はありません。しかし、少額から始めれば大損してしまうリスクの回避が可能です。また、優先劣後出資制度などの情報収集はしっかり行いましょう。さらに、運用がしっかりしており信頼できる業者を選ぶことで、初めての不動産クラウドファンディングでも安心できます。

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