「老後資金2000万円問題」や「年金制度への不安」など、将来のお金に関する話題が尽きない現代では、資産形成の重要性を感じ、投資を始めている方も多いのではないでしょうか。特に30代や40代の働き盛りの世代にとっては、NISAやiDeCoを活用しながら、投資信託などで資産運用を行うのが一般的になってきました。
しかし、投資信託の運用成果が思うように上がらなかったり、相場の変動に一喜一憂したりすることに疲れを感じている方もいらっしゃるかもしれません。また、不動産投資に興味はあるけれど、始めるまでの手続きの煩雑さに躊躇してしまうという声も聞かれます。
そんな中、近年注目を集めているのが「不動産クラウドファンディング」です。
最近では、一部メディアや投資系の情報サイトで取り上げられることも増え、少額から手軽に不動産投資を始められることもあり、人気が高まっています。
「でも、不動産クラウドファンディングって、投資信託と何が違うの?」
「自分に向いているのはどっちなのだろう?」
そんな疑問をお持ちの方のために、本記事では、不動産クラウドファンディングと投資信託の仕組みから、メリット・デメリット、リスク、どんな人に向いているかまで、徹底的に比較・解説します。自分に合った投資手法を見つけるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
それぞれの投資手法のメリット・リスク
それぞれの投資に向いている人のタイプ
不動産クラウドファンディングと投資信託

近年、資産形成への関心が高まる中で、投資信託は、NISA制度が使えることもあり多くの方に選ばれている人気の投資手法です。
一方、不動産クラウドファンディングも「少額で始められる」「手間がかからない」といった特徴から、安定志向の投資先として急速に市場を拡大しています。
これら二つの投資手法は、それぞれ異なる特徴や魅力を持っています。どちらが自分に合った投資手法かを判断するためにも、まずは、それぞれの基本的な仕組みについて、しっかりと理解を深めましょう。
投資信託とは?
投資信託(ファンド)とは、多くの投資家から集めた資金をひとつにまとめて運用する金融商品です。集めた資金は、運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券、不動産(REIT)などに分散投資し、そこから得られた収益が、投資額に応じて投資家に分配されます。
投資家は、証券会社や銀行などを通じて投資信託を購入します。こうして多くの投資家から集められた資金がファンドに集約され、運用のための原資となります。
投資した資金は、運用会社(投資信託委託会社)のファンドマネージャーによって運用されます。運用は、事前に定められた運用方針に沿って、国内外の株式や債券、不動産(REIT)などに分散して投資されます。
投資信託の資産は、運用会社や販売会社の資産とは法的に分けて、信託銀行によって保管・管理されています。(=分別管理)
万が一、販売会社や運用会社が破綻しても、投資家の資産は信託銀行で保護されているため、原則として返還される仕組みになっています。
運用によって得られた利益(株式の配当金や売買益、債券の利子など)は、決算時に投資金額に応じて分配されます。再投資型ファンドの場合は、そのままファンド内で再投資されます。
投資信託は、投資家の判断でいつでも売却することができます。売却価格は、その時点の基準価額に応じて決まり、保有していた口数に応じた金額が現金として受け取れます。
※一部の商品には換金に制限がある場合もありますので、事前の確認が必要です。
特徴
投資信託は、NISA(少額投資非課税制度)にも対応しており、税制優遇を受けながら投資を始めている方も増えています。専門家に任せて、少額から分散投資ができる手軽さが魅力のひとつです。一方で、運用成果は市場環境やファンドマネージャーの判断によって左右されるため、思ったように収益を上げられない場合もあります。
不動産クラウドファンディングとは?
不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて多数の投資家から資金を集め、その資金を元に不動産を取得・運用し、そこから得られる家賃収入や売却益を投資家に分配する仕組みです。
投資家は、不動産クラウドファンディングの運営会社の募集ファンドに対して、出資の申し込みを行います。少額(1万円程度)から出資可能なファンドが多く、証券口座は不要です。
応募が多数の場合は、抽選や先着順で出資者が決まることもあります。
ファンドが成立すると、運営会社は集まった資金で物件を取得し、運用を開始します。
運用中は、賃料収入や不動産売却益をもとに収益を得るのが一般的です。物件の管理・契約・運営はすべて運営会社が行うため、出資者に手間はかかりません。
不動産クラウドファンディングでは、多くの場合「匿名組合」や「任意組合」という形で出資契約が結ばれます。2つの大きな違いは、出資者が対象物件の所有権を持つかどうかにあります。匿名組合では所有権は持たず、任意組合では投資家で不動産を共同保有します。
また、運営会社の倒産リスクに備えて、優先劣後出資方式などの元本保全に配慮した仕組みが採用されているケースもあります。
運用が終了すると、不動産の賃料収入や売却益から得られた損益が、出資額に応じて投資家に分配されます。また、出資した元本も償還金としてあわせて返還されます。
※ファンドによっては、毎月、四半期ごとに分配金を受け取れるものもあります。
また、分配のタイミングや頻度、利回りの目安などは、事前公開されている募集要項で確認できます。
特徴
不動産クラウドファンディングは、不動産特定共同事業法という法律に基づいて運営されており、オンライン上で少額から手軽に不動産投資を始められる点が大きな魅力です。REITも不動産を対象とした商品ですが、不動産クラウドファンディングの特徴は特定の物件に対して投資することが可能である点です。一方で、元本保証はなく、物件の運用状況や売却価格によっては、収益や元本が想定を下回るリスクもあります。
不動産クラウドファンディングと投資信託の違いについて徹底比較

ここまで、投資信託と不動産クラウドファンディングのそれぞれの基本的な仕組みを見てきました。どちらも魅力的な投資手法ですが、自分の投資スタイルや目的に合ったものを選ぶためには、両者の違いをより具体的に理解しておくことが大切です。
ここからは、投資対象・リスク・手間・始めやすさなど、項目ごとに投資信託と不動産クラウドファンディングの主な違いを比較していきます。
【投資対象】
投資信託 | 不動産クラウドファンディング |
株式、債券、REIT、コモディティなど多岐にわたる。 国内外の様々な資産に分散投資。 | 特定の不動産(マンション、アパート、商業ビル、ホテル、物流施設など)。 1つの物件に集中投資する場合が多い。 |
【利回り目安】
投資信託 | 不動産クラウドファンディング |
年1%~10%程度(商品や市況により大きく変動)。 インデックス型かアクティブ型かでも異なる。 | 年3%~10%程度(事業者や案件により異なる)。 比較的安定した利回りを提示する案件が多い。 |
【リスク】
投資信託 | 不動産クラウドファンディング |
市場価格変動リスク 金利変動リスク 信用リスク 為替変動リスク(海外資産の場合) 流動性リスク など。 | 事業者の倒産リスク 不動産価格下落リスク 空室リスク 災害リスク 元本割れリスク など。 |
【運用期間】
投資信託 | 不動産クラウドファンディング |
無期限(いつでも売買可能)が一般的。 一部、償還日が設定されているものもある。 | 数ヶ月~数年程度(プロジェクトごとに設定)。 原則として運用期間中の解約は不可。 |
【管理の手間】
投資信託 | 不動産クラウドファンディング |
ほぼ不要。 運用は専門家にお任せ。 | ほぼ不要。 運用は専門家にお任せ。 |
【流動性】
投資信託 | 不動産クラウドファンディング |
高い。 原則としていつでも市場価格で売買可能 (一部例外あり)。 | 低い。 原則として運用期間中の解約は不可。 譲渡が可能な場合もあるが限定的。 |
【始めやすさ】
投資信託 | 不動産クラウドファンディング |
証券口座開設後、数百円~数千円から購入可能。 NISAなども活用しやすい。 | 事業者への会員登録後、1万円程度から投資可能。 オンラインで完結する場合が多い。 |
リスクの性質と守り方の違い
投資である以上、どちらにもリスクは存在します。ただし、その性質やリスクを抑えるための仕組みには違いがあります。
- 【投資信託】
-
投資信託の価格は「基準価額」と呼ばれ、組み入れられている株式や債券などの市場価格の変動によって日々上下します。
そのため、購入時よりも基準価額が下落したタイミングで売却すると元本割れする可能性があります。特に株式市場の暴落時などには、大きく値下がりするリスクがあります。〈対策〉
長期的な視点で積立投資を行うこと
異なる値動きをする資産に分散投資されたファンドを選ぶこと - 【不動産クラウドファンディング】
-
不動産クラウドファンディングの主なリスクは、対象不動産の価値下落、空室による家賃収入の減少、事業者の倒産などです。これらにより、予定していた分配金が得られなかったり、運用期間終了時に元本が全額戻ってこなかったりする(元本割れ)可能性があります。
ただし、投資信託のように日々価格が大きく変動するわけではなく、不動産市況や物件の状況によって中長期的に影響が出ることが多いです。
〈対策〉
信頼できる運営会社を選ぶ
複数のファンドに分けて投資する
優先劣後出資制度が採用されている案件を選ぶ優先劣後システムってなに?
投資家(優先出資者)と事業者(劣後出資者)が共同で出資し、損失が発生した場合はまず劣後出資者である事業者が負担し、それでもカバーしきれない場合に優先出資者である投資家が損失を被るというものです。つまり、一定の範囲内であれば、投資家の利益が守られやすい仕組みになっています。この劣後出資の割合が高いほど、投資家のリスクは低減されます。
収益の安定性とシンプルさ
収益の構造やその安定性にも違いが見られます。
- 【投資信託】
-
収益のもとになるのは、株式の配当金や債券の利子(インカムゲイン)、そして保有資産の値上がり益(キャピタルゲイン)です。
上記のような収益構造の特性上、長期的な資産形成を目的としています。また複数の銘柄に投資するため自動的にリスクを分散して投資をすることが可能です。
一方で、運用益や分配金の仕組みはやや複雑で、初心者には分かりにくい側面もあります。
〈対策〉
「分配金の中身について詳しく説明されているファンドを選ぶ
短期の利回りだけで判断せず、ファンドの仕組みや方針を理解する - 【不動産クラウドファンディング】
-
不動産クラウドファンディングの収益は、主に家賃収入(インカムゲイン)と不動産の売却益(キャピタルゲイン)から得られます。
多くのファンドでは、あらかじめ予定分配率(予定利回り)が提示されており、その範囲内で分配金が支払われることが期待できます。
家賃収入は入居者がいる限り毎月一定額が得られるため、比較的安定しやすく、市場の短期的な変動の影響も受けにくいという特長があります。一方で、不動産の売却益(キャピタルゲイン)は、売却タイミングや不動産市況によって左右されるため、売却時期によっては想定していた利益が得られないという可能性があります。
収益構造自体は比較的シンプルなものが多く、理解しやすいと言えるでしょう。
〈対策〉
家賃収入(インカムゲイン)が原資のファンドを選ぶ
物件の稼働率や立地条件など、安定した収益が見込める要素を事前に確認する
銘柄選びか案件選び
投資対象を選ぶ際の考え方や自由度も異なります。
- 【投資信託】
-
数多くのファンドの中から、自分の投資方針(リスク許容度、期待リターン、投資対象地域など)に合ったものを選びます。しかし、具体的にどの企業の株式に投資するか、どの債券を購入するかといった個別の投資判断はファンドマネージャーに委ねられます。
「お任せ運用」であるため手間はかかりませんが、自分が何に投資しているのか具体的に把握しにくい、という側面もあります。
〈対策〉
運用報告書や月次レポートを定期的に確認する
投資対象がシンプルで開示が多いものを選ぶ - 【不動産クラウドファンディング】
-
不動産クラウドファンディングでは、複数の募集案件(不動産プロジェクト)の中から、投資家自身が投資したい物件を選びます。
物件の所在地、種類(マンション、オフィスビルなど)、築年数、入居状況、予定利回り、運用期間、事業者の情報などを確認し、納得した上で投資判断をすることができます。
自分で案件を選べるため、投資対象が明確で、納得感を得やすいというメリットがあります。一方で、案件選びにはある程度の知識や情報収集が必要になります。
〈対策〉
投資先を選ぶ基準を自分のなかであらかじめ決めておく(物件種別や運用期間など)
運営会社の実績や、過去のファンド情報を調べる
どんな人に向いている?


それぞれの仕組みや違いについてご説明してきました。では、具体的にどのような方に向いているのでしょうか。
投資信託 | 不動産クラウドファンディング | |
投資初心者 | ◎ 少額から投資可能 専門家にお任せ | 〇 仕組みが比較的シンプル 少額から投資可能 |
忙しい会社員 | ◎ 手間がかからない | ◎ 手間がかからない |
値動きに弱い | △ 日々価格が変動する | ◎ 価格変動が緩やか |
短期で動かしたい | ◎ 換金性が高い | △ 運用期間中の解約は基本的に不可 ) |
安定収益を得たい | △ 運用成績によっては下がる可能性あり(長期的な投資向き) | 〇 比較的安定した分配金が期待できる(短期的運用にも対応 |
投資信託に向いている人
- 少額からコツコツと長期的な資産形成を目指したい人
-
積立NISAなどを活用し、無理のない金額で長期的に資産を育てたい人に向いています。
- 運用をプロに任せたい人
-
全てを専門家が行ってくれるため、どの資産に投資するか、自分で細かく判断するのが苦手、または手間を省きたい方にとって最適です。
- 世界経済の成長の成長に乗りたい人
-
国内外の株式や債券に幅広く分散投資することで、グローバルな経済成長を資産形成に繋げたい人に向いています。
- ある程度の価格変動リスクを許容できる人
-
一時的な価格下落に一喜一憂せず、数年〜十数年単位の長期的な成長を目指して投資を続けられる人に向いています。
- 流動性を重視する人
-
急にお金が必要になった場合に、すぐに換金できることを重視する人に向いています。
不動産クラウドファンディングに向いている人
- ミドルリスク・ミドルリターンを狙いたい人
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銀行預金よりは高い利回りを求めたいが、株式投資ほど大きなリスクや値動きは避けたい人に向いています。
- 不動産に興味があるが、現物不動産投資はハードルが高いと感じる人
-
多額の資金や物件管理が不要なため、少額・手間なしで不動産投資を始めたい初心者にも適しています。
- 投資対象を自分で選びたい人
-
どのような物件に投資するのか、自分で納得して選びたい人に向いています。
- 日々の値動きに振り回されたくない人
-
投資信託のように基準価額が毎日変動しないため、価格チェックに疲れたくない人や、精神的なゆとりを持って投資したい人におすすめです。
- 分散投資の一つとして検討したい人
-
株式や投資信託とは異なる値動きをする資産として、不動産クラウドファンディングをポートフォリオに組み入れたい人にも向いています。
【体験談】投資信託と不動産クラウドファンディング、やってみてどうだった?


ここまで、投資信託と不動産クラウドファンディングの違いや特徴についてご紹介してきましたが、実際にどちらも経験した人は、どのように感じているのでしょうか。
今回は、投資信託からスタートし、現在は不動産クラウドファンディングにも取り組んでいる、現役投資家の方にお話しを伺いました。
※本インタビューは自社社員投資家によるものです。
投資を始めたきっかけは?
預金だけではお金が増えない。NISAの存在を知り、資産形成を始めました
投資に興味を持ったのは、預金だけではお金が増えないと感じたことがきっかけだそうです。ずっと現金で持っていても増えないし、銀行に預けてもほんのわずかしか利息がつかないと感じたAさんは、日頃からチェックしていたYouTubeなどを通じて、NISA制度の存在を知りました。こうして、投資信託を積み立てる形で資産形成を始めました。



NISAは情報も多くて、国が推進している制度という安心感もあったので、初心者の自分にも手を出しやすかったです!
不動産クラウドファンディングを始めた理由は?
少額から参加できるクラウドファンディングは魅力的でした
NISAでの投資に慣れてきた頃、勤務先で不動産クラウドファンディングの情報を目にする機会があったそうです。
もともと興味はあったものの、不動産投資は「ハードルが高いもの」と思っていたAさんにとって、少額から参加できるク動産クラウドファンディングは魅力的に映ったといいます。
「できれば面倒な申告は避けたい」と考えていたそうですが、知り合いの方からアドバイスをもらい、「申告が不要な範囲で始める」という方針で投資額を決めたそうです。
選んだサービスはJointo αでした。理由のひとつは、運営会社であるあなぶき興産の信頼性、もうひとつは、利回りが高すぎず、現実的だったこととおっしゃっていました。
「妙に高すぎる利回りを見ると逆に心配になる」と感じていたAさんにとって、ちょうどよいバランス感のあるファンドでした。
2つの投資をやってみた感想は?
安心感が一番の魅力!
まだ不動産クラウドファンディングの方は運用が始まったばかりとのことですが、現時点での満足度は高いようです。



やっぱり安心感が一番の魅力ですね。会社の信頼性もありますし、商品自体もちゃんと実在する不動産に投資しているという感覚があって、現実味があるんです
投資を迷っている方へ一言
次の一歩におすすめです!
銀行に預けているだけだと本当にお金は増えないので、もし余剰資金があるなら、不動産クラウドファンディングのような手段を一部取り入れてみるのは良い選択だと思います。
私自身、NISAから始めて不動産クラウドファンディングに進んできた流れなので、次の一歩として考えている方にはちょうどいい選択肢ではないでしょうか。
不動産クラウドファンディングを検討中の方におすすめ!Jointo αの魅力とは?


ここまで、不動産クラウドファンディングの一般的な特徴について解説してきましたが、実際に始めるとなると、サービスを提供する事業者も多く迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで、数ある不動産クラウドファンディングサービスの中でも、特におすすめの「Jointo α(ジョイントアルファ)」についてご紹介します。
魅力①豊富な不動産実績をいかしプロが厳選した多様な案件
Jointo αの大きな魅力のひとつは、投資対象となる物件の質の高さと多様性にあります。運営会社のあなぶき興産は、長年にわたる豊富な不動産経験をもとに、都市部の優良マンションや地方の高稼働賃貸住宅、ホテルなど、立地や収益性に優れた物件を全国各地で厳選して取り扱っています。地域ごとの経済状況や不動産市場の特性を見極めながらファンドを組成しており、これまでにも安定した運用成果を積み重ねてきました。
魅力②優先劣後構造による投資家保護と充実したサポート体制
Jointo αでは、ほとんどのファンドで「優先劣後出資制度」を採用しています。
これは、不動産クラウドファンディングにおける元本割れリスクを軽減する仕組みで、Jointo αでは過去30件以上のファンドを運用してきましたが、一度も元本割れや配当遅延は発生していません。「安心して投資できた」との声が寄せられるのも、この堅実な運用実績があってこそです。


魅力③運営会社の安定性
不動産クラウドファンディングでは、投資家自身が物件の運用・管理を行うわけではないため、運用会社の信頼性が非常に重要なポイントです。
Jointo αを運営する穴吹興産株式会社は、東証スタンダード上場企業であり、2025年には60周年を迎えた不動産の老舗企業です。
長年にわたり全国各地の不動産事業を手がけてきた経験と、企業としての財務的な安定性により、初めて不動産クラウドファンディングに挑戦する方でも安心して利用できるサービスとなっています。
自分に合った投資を選ぼう!


ここまで、投資信託と不動産クラウドファンディングの違いや、それぞれのメリットやリスクから向いている人の特徴、そして不動産クラウドファンディングの中でも注目されるJointo αについて解説してきました。
どちらの投資手法が優れているということではなく、大切なのは、それぞれの特徴を理解した上で、ご自身の投資目的やリスク許容度、ライフプラン、そして資産状況に合わせて、最適なものを選ぶことです。
例えば、これまで投資信託を中心に運用してきた方が、ポートフォリオの安定性を高めるために不動産クラウドファンディングを加えてみる、というのも一つの有効な戦略です。逆に、不動産クラウドファンディングで安定収益を得ながら、一部の資金で投資信託の積立を行い、将来的な大きなリターンを目指すという考え方もあるでしょう。
現代は、少額から始められる手軽な投資手段が増え、誰でも資産形成に取り組みやすい時代です。大切なのは、情報収集をしっかりと行い、自分に合った納得できる投資手段を見つけることです。それがが、長期的な資産形成を成功させるための第一歩と言えるでしょう。
不動産クラウドファンディングを検討している方には、投資対象となる物件の質の高さや運営会社の実績から、あなぶき興産の運営するJointo αがおすすめです。
過去様々なファンドを取り扱ってきましたので、下記リンクからぜひご覧ください。


穴吹興産株式会社 不動産ソリューション事業部
アセットマネジメントグループ課長 穴吹 章彦
【資格】
・宅地建物取引士
・不動産証券化協会認定マスター
【経歴】
ソリューション事業部の業務に7年従事し、投資用不動産のアセットマネジメント業務を経験。現在は不動産特定共同事業におけるファンドの組成業務に従事し、投資家との契約業務全般を担当。不動産クラウドファンディングの仕組みや専門用語を解説しながら、情報発信を行っている。